昨日は雨模様でどこに出かけるにも億劫だった。で、思いついたのが古民家カフェ。こんな天気じゃ昼ごはんを食べるくらいしかできないのでちょっと変わった感じにしたいと考えたんだよね。調べてみると源じいの森のそばに古民家カフェがあるようだ。どんなとこだかわからんが行ってみよう!
約1時間で源じいの森に到着。そこから車で1分走ったそこが「古民家カフェ そば処みどり」だ。のぼり旗がいっぱい立っているんですぐわかったけど、結構急な上り坂の先に店があんだよね。雪が降ったら入れないかもね。外観は古民家というよりおばあちゃんちって感じ。くつろげる空間がありそうだ。
大盛のそば定食ってのを頼んでかみさんとしゃべっていると、ちょっと底冷えがする。おばあちゃんに言って席をストーブの前に移動。そんときのおばあちゃんも「どうぞどうぞ♡」ってな感じで全然面倒そうじゃない。どうぞくつろいでってね!てな感じが溢れていていい。
そうこうしているうちにそば定食が来た。なんつうか、やっぱりおばあちゃんの手作り感があっていい。前菜もなんとも素朴な感じだし、10割そばなんて超ナチュラルな感じやん。おばあちゃんが「甘味のきんかんはこれが最後の1個なんですよ。こっちはりんごだから2人で半分ずつたべたらよかですよ。」なんておっしゃる感じも里帰りでもした気分だ。いい。すごくいい!
早速実食。素朴な総菜もいいし、雑穀米もいい。普段なら食べない香の物もしゃきしゃきしてうまい。そして何よりそばがうまい!おばあちゃんが「大盛の方はつゆを多めに入れたけど足りなかったらおっしゃってくださいね!」なんて言ってたけど、十分足りるし、あんなおばあちゃんに何度も段差を上らせたくない。つうか、つゆがなくてもそばのうまみだけで食えるくらいうまい。つなぎの小麦粉を使わずそば粉だけで麺を打つのは至難の業だと思うが、おじいさんにはそれができるのだろう。なんつうか風味が違うんだよな、10割やと。
食後にちょっとトイレに行く。その間の話なんだけど、ちょっと遅れてかみさんも食事を終えお茶を注ぎに行った時におばあちゃんからどうでした?なんて話しかけられておいしかったですなんて言ってた折に、「そうだ!干し芋いりません?」と言われたそうだ。ぜひっ!といただいたのだが、これまた嬉しかったんだよね。だってさ、おばあちゃんの息子さんなり娘さんなりにしてあげたい感満載やん。しかも手作りの干いもなんてたまらんぞ!
そんなこんなで会計へ。おじいさんがどうでしたか?っておっしゃられたので特にそばが最高でした!と言うと、とてもうれしそうだ。聞けば自分でそばの実から育てているそうだ。そんなに精魂込めたそばを食べたと思うとありがたくもなるよな。おじいちゃん・おばあちゃんの愛情を感じることができるこんなお店なら里帰り気分で再訪したくなるぞ、実際!
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