僕がまだ小学生ぐらいの時に、母方の祖父にざりがに釣りやぶどう狩りなどいろんな所に連れて行ってもらった。その中でも犬鳴川の川遊びはとりわけ面白かった。魚を捕まえたり水を堰き止めたりするのもそうだが、滝壺に入る瞬間がたまらん!と思っていたんだよね。暑い夏に一気にクールダウンする爽快感は仕事がうまくいった後のビールに匹敵すると思う。
今年の夏は例年にも増して暑い。オリンピックに熱狂していたせいなのか、コロナでうだうだしがちなせいなのか知らんがとにかく暑い!そこで連休の初日はかみさんと滝に行ってきた。場所は秘すが、この滝はスケールが小さい分メジャーではないので訪問者が少なく、それでいて山の奥から水が流れる様が見れてすごくいい感じなんだよな。昼すぎから雨が降ると聞いていたので早目の出発だ!
目的の滝に到着。あいかわらず誰もいない貸し切り状態だ。コロナ禍でもあるし、そもそも自然と触れ合う時は街みたいな人込みは嫌なのでちょっとうれしい。サンダルのまま水に浸かると猛暑なんてワードはアッちゅう間に溶け去ってしまう。ひんやりとした感触が全身を駆け巡り、森林浴の効果とマイナスイオンの効果で輪廻転生とか生死流転なんてわかんない言葉が浮かぶ。まるで生き返ったようなんだ!
水面には小魚がゆうゆうと泳いでいる。親指程度の黒いヤツに「うらやましかろうが!」と言われた気分だ。実際、うらやましいんだもん。僕が小学生なら絶対に泳ぐんだけどな。
と、かにを発見!速攻で捕まえる。手の上を歩き回るのでひっくり返すと足をバタバタさせて「きさん、戻さんか!」と大抗議。弱る前に川に戻すと一目散に川のせせらぎに消えていった。
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